ご挨拶

人生100年時代と言われるようになり、我が国の高齢化は急速に進行しています。そして、高齢化の進行に伴い、認知症の発症率も上昇し、厚生労働省によれば2015年の認知症患者数は525万人となっています。そして、2040年には800~950万人になると推測されています。
現在、日本の家計が保有する金融資産は、約1,900兆円ありますが、認知症の高齢者の方が保有する金融資産は、国家予算を超えた約110兆円と推定されています。
例えば、高齢の父親が認知症と診断されると、ご家族でも銀行の父親名義の預金を引き出すことができなくなります。銀行預金の引き下ろしには、本人確認が必要だからです。また、高額の金融取引や不動産取引も行うことができません。
認知症の高齢者の方の保有する金融資産の管理方法としての遺言・成年後見・家族信託※及び遺産相続等で皆様に少しでもお役に立つことができれば幸いです。

※「家族信託」は一般社団法人家族信託普及協会の登録商標です。


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